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アダプティブトルクモジュール(SI-AT-A22)の  使用方法を動画で解説

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はじめに 

この記事をご覧いただいている皆様

お世話になっております。HILTI阪神地区代理店の山内商事株式会社でございます。

 

山内商事ではお客様の施工技術向上をサポートするために、

定期的に施工方法を解説した動画を配信しております。

 

今回はATモジュール(SI-AT-A22)を使用して締付けウェッジ式アンカー(HSA)

施工する手順について動画と画像を使って解説します。

 

ATとはアダプティブトルクのことを言います。

ATモジュールはインパクトと回転角をモニターしSIWを制御することで

ウェッジの拡張量を確保し、アンカーの性能を引き出します。

このATモジュールをインパクトレンチ(SIW 6AT-A22)に装着することにより、

システムがインパクトレンチを制御し、適切な施工が可能となります。

 

当記事を最後までご覧になっていただき、ご参考いただけますと幸いです。

ウェッジ式アンカーとは

締付けウェッジ式アンカー(HSA)の施工手順についてご紹介させていただく前に、

ウェッジ式アンカーの概要に関して簡単にご紹介いたします。

 

ウェッジ式アンカーとは、

締付け方式の金属アンカーで、締付けトルクを管理して施工します。

ウエッジ(拡張部)の拡張を管理するため、適正な引抜強度を確保できます。

高い引抜強度が求められる重量物の取り付けに適しています。

 

ウェッジ式アンカーの主な用途としては、

キュービクルなどの大型機器を設置するための架台やアングルブラケットの設置、

天井の耐震補強などになります。

それでは動画をご覧ください

今回はATモジュール(SI-AT-A22)の施工手順を動画で解説します。

 

それでは、動画の中で出てきたATモジュール(SI-AT-A22)を用いた

ウェッジ式アンカー(HSA)の施工において

確実に抑えておきたいポイントを以下で詳しく解説いたします。

下穴の穿孔(TE6-A22-DRS)

  • 1
    下穴を穿孔

今回はHILTI TE6-A DRSを使って下穴を穿孔します!

付属のデプスゲージを使用して穿孔深さを設定します!

今回はウェッジ式アンカー(HSA)のM10×68を使用するので、

HILTIのハンマードリルビット TE-CX10-17を装着し、

穿孔径は10φ、穿孔深さは55で穴をあけていきます。

HSAのそれぞれの仕様はこちらから!

DRSとは集塵装置のことで、これを使うことで切り粉の飛散を防ぐことが可能です。

特に、天井作業の際は集塵装置なしで激しく飛散するため必須と言っても良いでしょう。

穿孔後の切り粉が少なくてきれいなため、DRSを使用することをオススメします!

TE 6-A DRSの詳細はこちらから!

アンカー挿入のポイント(HSA編)

  • 1
    孔内の清掃

穿孔後は、必ず孔内の切粉を完全に除去しましょう。

今回はHILTIのダストポンプを用いて清掃します。

  • 2
    ウェッジ式アンカー(HSA)を打ち込む

ウェッジ式アンカー(HSA)を下穴に挿入する前に、

使用するウェッジ式アンカー(HSA)頭部の打ち込みしろが出る位置にナットを取り付けます。

ナットのセットが完了したら、

切粉を完全に除去した下穴にウェッジ式アンカー(HSA)を挿入します。

今回の動画ではショートアンカーのM10×68を使用しております。

今回は打設セッティングツールHS-SCで施工を行うので、

HS-SCをハンマードリルに取り付け、回転+打撃モードにし、

先端をアンカーの打ち込みしろに接触させたのち

ハンマードリルを起動させ押し込むように所定の深さまでアンカーを挿入してください。

 

※ハンマーを使用して施工を行う場合は

ハンマーで打ち込みしろを叩き、所定の深さ(青のライン)までアンカーを挿入して下さい。

孔底まで届くと音が変わります。

HSAなどアンカーの詳細はこちらから!

ATモジュール(SI-AT-A22)を用いた施工のポイント

アンカーの打ち込みが完了したら、

インパクトレンチ SIW 6AT-A22に

ATモジュール SI-AT-A22を装着して締め付けていきます。

ATモジュールを使用することで、

ウェッジ式アンカーHSAを締め付けた後にトルクレンチでトルク値を測定する必要がなく、

施工と同時に締め付けトルクも管理することが可能です。

  • 1
    アンカーの選択

ATモジュールにアンカー情報をスキャン、

もしくは手動でアンカー情報を選択し、

どのアンカーを締め付けるか決めます。

 

今回の動画ではスキャンにてアンカーを選択していきます。

 

軽くトリガーを引くとディスプレイが表示されます。

ロックボタンを押してロックを解除し、

スキャンボタンを押してHSAの箱に記載されたコードを読み取ります。

読み取りが成功するとATモジュールの緑ランプが点灯し、

ビープ音が1度鳴ればスキャンは成功です。

 

※スキャン読み取りの際、ATモジュールの赤ランプが点灯し、

 ビープ音が3度鳴った場合は読み取りが失敗していますので、再度設定してください。

スキャンで読み取りが成功したら、

必ずスクリーンに表示されたアンカーが間違いないか確認してください。

この場合HSA M10と表示されましたので、正しく設定できています。

 

問題なければ最後にロックボタンを押してロックし、施工を開始します。

ロックなしではシステムは機能しないため、必ず行ってください。

  • 2
    締め付け作業

ATモジュールにアンカーの設定が完了したら、

インパクトレンチSIW 6AT-A22にソケットを取り付け、

ウェッジ式アンカーHSAを締め付けていきます。

ATモジュールSI-AT-A22を設定したインパクトレンチSIW 6AT-A22で

ウェッジ式アンカーHSAの締め付けを開始し、

標準締め付けトルク値に達すると自動的に停止し、施工は完了となります。

この際、ATモジュールのランプが緑色に点灯します。

 

※ATモジュールのランプが黄色に点滅した場合

 ⇒無事に施工は完了していますが、締め付けの際にアンカーが1度締め付けられ、

  そのあと緩んだことを検出したため、増し締めを専用の制御で行います。

 

※ATモジュールのランプが赤色に点滅した場合

 ⇒ファスナーに対してバッテリーの残量が少なすぎる可能性、

  もしくは締め付けを正常に完了できなかった場合の2種類があります。

  締め付けを正常に完了できなかった理由としては、

  正しいトルク値に到達する前に手動で作業を止めてしまったなどの原因が考えられます。

試しにKTCのトルクレンチ デジラチェで締め付けトルク値を測定したところ、

HSA M10×68の標準締め付けトルク値である25で締め付けられていることが確認出来ました。

HKDなどアンカーの詳細はこちらから!

ATモジュール(SI-AT-A22)を用いたボルト締めのポイント

ATモジュール SI-AT-A22を使用すると、

ボルトも適正トルクで締め付けることも可能です。

 

今回は手動にてボルトのモードを選択していきます。

  • 1
    モードの選択

軽くトリガーを引くとディスプレイが表示されます。

ロックボタンを押してロックを解除し、

左右ボタンでボルトのモードを選択し、値を選択します。

選択し問題が無ければロックボタンを押してロックしてください。

ロックなしではシステムは機能しないため、必ず行ってください。

  • 2
    ATモジュールを用いて締め付け

ATモジュールにボルトの設定が完了したら、

インパクトレンチSIW 6AT-A22にソケットを取り付け、

ボルトを締め付けていきます。

 

ATモジュールのランプが緑色に点灯し、インパクトレンチSIW 6AT-A22が自動的に停止したら適正締め付けトルク値で締め付けられていますので、施工は完了です。

HKDなどアンカーの詳細はこちらから!

あと施工アンカー講習会はこちら

今回はアダプティブトルクモジュール(SI-AT-A22)の使用方法について取り上げましたが、

初めてだと便利な機能がついている分、

スキャンの方法、 ランプの色や点滅でエラーを見分ける方法などが複雑に思えるかもしれません。

 

そして、 適切な方法でないと、

誤ったトルク管理のまま施工を完了してしまうおそれがあるため、

アンカーの脱落や母材の破損など、重大な事故に繋がる可能性があります。

 

山内商事ではヒルティと共同で正しいアダプティブトルクモジュール(SI-AT-A22)などのあと施工アンカーに関する講習会を実施させて頂いております。

お客様のご要望に応じて、臨時で対応させて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。

 

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「あと施工アンカー施工技術講習会」

「あと施工アンカー引張強度試験」

HITLI製品・サービスに関するカタログをダウンロードできます。

アングル架台・プルボックス・チャンネルベースなどの設計製作専門サイト

ごあいさつ

山内雅也

HILTIのハンマードリル初号機 TE17をご存じでしょうか。
ブルーグレーの本体に赤いハンドル、もう50年近く経つ機種です。
エアロニューマチック機構を 搭載、今では、ごく当たり前の
機能ですが、当時は革新的で
素晴しい穿孔スピードでした。
さすがに、もう見かけることは無くなりましたが、数年前までは、現役で活躍しているご老体もおられました。
今もこの高性能・高耐久性は、
変る事なく息づいております。
一度、手にして頂ければ、
その品質にご納得頂けると確信しております。

 

ヒルティ永久サポート

このロゴがついている機種は、
2年間無償修理を保証します。

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