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今回はHIT-HY 200-Aを用いて、ケミカルアンカーの打ち込み方を動画で解説します。
HIT-HY 200-Aはケミカルアンカーの一種ですが、気温20℃前後の場合、硬化にかかる時間はゲル状時間は4分程度で、完全硬化には30分かかるアンカーです。速乾性が魅力で、オススメのアンカーです。
それでは、ポイントを一緒に見ていきましょう
HILTI TE6-A DRSを使って下穴を穿孔します!
DRSとは集塵装置のことで、これを使うことで切り粉の飛散を防ぐことが可能です。
特に、天井作業の際は集塵装置なしで激しく飛散するため必須と言っても良いでしょう。
今回はM10のアンカー筋で施工するため、それより少し大きいφ12×深さ90のビットを使用します。
詳しくはヒルティのカタログに載ってますのでご覧ください
穿孔後の切り粉が少なくてきれいなため、DRSを使用することをオススメします!
さらにポンプを使って、穴に溜まっている粉をキレイにします。
穴をキレイにしないとアンカーが抜けてしまう恐れがあるので、忘れないようにしましょう!
続いて、HIT-RB12を使ってさらに中をキレイにします。
ポンプだけだと粉は取り切れません。HIT-RB12のような金属ブラシを用いて削って粉をとる必要があります。
ポンプによる吸出しと、HIT-RB12による削り取り、これを3回繰り返しましょう。
HDM330に、HIT HY 200-Aを装着します。
注意点ですが、HY 200-Aは赤色のホルダーをお使いください。
黒色のホルダーも別でありますが、こちらはHY 200-Aでは使いません。
ミキシングノズルを先端に、しっかり奥まで装着しましょう。
直接使う前に主液と硬化剤をミキシングが必要です。
新聞紙などに出しますが、これを捨てショットと言います。
ポイントは、色がグレーになるまで出して十分に混ざるまで打ち続けることです。
いよいよ注入ですが、空気が中に入らないように奥から注入することがポイントです!
全部入れるとボルトを入れる際に、たくさんあふれてしまいますので注意しましょう。
少なすぎると強度不足になりますので、目視で確認しましょう。
2/3は目安で正確にはヒルティのカタログを確認しましょう。
回しながら挿入することで母材とアンカー筋にきちんと薬液が付着させることがポイントです!
ゲル状になると、カチコチになってふき取ることが困難になります。
拭きとらないと硬化した薬液が干渉して取付不良の原因になりますので、
余分にあふれた液は硬化する前に必ずふき取りましょう。
埋め込んだ後はトルクの測定をしましょう。
普通の電気メッキのアンカー筋であればM10なら20Nほどのトルクで締め付けますが、今回はドブのアンカー筋なので40Nのトルクで締め付けます。
このように、ドブの場合は強めに締めないとトルク不良になります。
アンカー筋によってトルクの締め付け強度が大きく変わります。
詳しくは、後述のあと施工アンカー講習会にて解説します。
これで、あと施工アンカー作業(ケミカルアンカー編)は以上になります!
あと施工アンカーは誤った施工方法で施工してしまうと、アンカーの脱落や母材の破損など、重大な事故に繋がる危険性があります!
山内商事ではヒルティと共同で適切なあと施工アンカーの施工方法に関する講習会を実施させて頂いております。
技術講習会はお電話でも受付しておりますので、ご質問やお申込みは下記までご連絡ください。
06-6972-1981
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HILTIのハンマードリル初号機 TE17をご存じでしょうか。
ブルーグレーの本体に赤いハンドル、もう50年近く経つ機種です。
エアロニューマチック機構を 搭載、今では、ごく当たり前の
機能ですが、当時は革新的で
素晴しい穿孔スピードでした。
さすがに、もう見かけることは無くなりましたが、数年前までは、現役で活躍しているご老体もおられました。
今もこの高性能・高耐久性は、
変る事なく息づいております。
一度、手にして頂ければ、
その品質にご納得頂けると確信しております。
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