「金属系アンカーとは何なのか」
「金属系アンカーの特徴や用途について知りたい」
このようにお考えの方向けに、今回は金属系アンカーの意味や特徴、また用途について解説致します。
□金属系アンカーとは
既存鉄筋コンクリート躯体に孔を空けて、そこにアンカー本体を埋め込み機械的に接合するアンカー筋のことを金属系アンカーといいます。打撃力や締付力をアンカー筋に加えて、先端を拡張させると、拡張部が孔壁に引っかかって抵抗力を発現します。上記の抵抗力をくさび効果と呼びます。
□金属系アンカーの特徴について
金属系アンカーの特徴は下記になります。
①アンカーの機能を安定に発揮させるための性質を持っていること
高い安全性が求められる構造物に用いられる金属系アンカーには欠かせない特徴です。
②打ち込み方式と締付け方式の2種類に分類されること
打ち込み方式は、ハンマーで拡張部の一部を拡張して固着させるものです。
締付け方式は、アンカー筋のVや付属ナットを回転させて拡張し固着させるものです。
③施工が簡単で作業効率が向上するため、経済的であること
施工箇所が多い場合は特に重宝されます。
④くさび効果によって固着力が生まれること
先程も紹介したように、引張抵抗力のくさび効果が特徴として挙げられます。
⑤乾燥が不要ですぐに利用できること
接着系のような樹脂を使用しているときの乾燥が要りません。
⑥引き抜き耐力に優れており、耐火性や耐食性も高いこと
構造物に用いられる金属系アンカーには欠かせない特徴です。
□金属系アンカーの用途について
次は金属系アンカーの用途について解説致します。
実は、非常に身近なところにたくさん使用されています。
①建築工事
コンクリート型枠止め・コンクリート基礎ボルト・ネオン・看板・フェンス・エレベーター工事・ベランダ補強・外壁下地アングル止め・増築の際のコンクリート柱の補強・避難梯子などが具体的に挙げられます。
②道路工事
代表的なものはフェンスやガードレール、標識板です。道路を歩いたり走ったりしていると必ず見かけますが、これらも金属系アンカーの用途の1つなのです。
上記以外にも、防音壁や遮音壁、照明塔、落雪防止柵、落石防止網などが挙げられます。
③高架橋梁工事
落橋防止工事・PC板固定・拡幅工事・落下防止柵アンカー・検査足場などが挙げられます。
④機械据付工事
エスカレーター基礎や製鉄用圧延機械、プラント基礎などが挙げられます。
□まとめ
今回は、金属系アンカーについて知りたい方に向けて、意味や特徴、用途について解説しました。あと施工アンカーは用途や施工場所により適切な種類が異なります。そのため、あと施工アンカーのどの種類を用いるべきか分からない場合は、あと施工アンカーの専門家に相談することをおすすめします。
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